ボトルポンプを使ったブレーキフルードのエア抜き方法
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◆ 初めてメンテナンスされる方へのアドバイス ◆

ブレーキフルードが流れやすいようにスパナでブリーダーボルトを適度に緩めてください。ブリーダーの緩め具合によってフルードの流れ方が変わります。

ボトルポンプ内部に設けてある逆止弁によりフルードの流れは常に一方通行になっていますのでブレーキホースやキャリパーにエアが混入する事はありません。

フルードを完全に抜き取る場合はこのまま最後までポンプ作業を続けてください。

エア抜きをされる方はマスターシリンダーカップに新しいフルードを継ぎ足しながら作業を進めてください。カップにあるフルードを完全に抜いてしまうとマスターシリンダー側にエアが入るおそれがあります。

もしカップにあるフルードを抜きすぎてマスターシリンダーにエアが入ってしまった場合、ブリーダーを閉めてからフルードを継ぎ足しブレーキレーバーを何度も握りエアを揉み出して下さい。カップの底から入り込んだ気泡が上がってきます。たまにハンドルの向きを変えながら揉み出すとうまく出来ると思います。


マスターシリンダーやキャリパーを社外品等に交換された方は新品のパンジョーボルトの隙間にエアが噛んでいる事があります。もしエア抜きがうまく出来ない方は当工房へメールを送って頂ければアドバイスいたします。誰でも楽にボトルポンプを使いこなせると思います。

お使いのキャリパーによってはブリーダーボルトのネジが緩い物もあります。写真の様にネジ山にシールテープを巻くと流路が密封されるので吸引効率が上がります。 シールテープを使わずに吸引効率を上げるにはブリーダーボルトの片方を指で押しながら作業して下さい。こうする事によってネジ山が密着するので吸引効率が上がります。




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